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2015.04.22

増えている若年性脱毛症


若年性脱毛症が増えているのをご存知ですか?

近年、女性の薄毛や抜け毛は珍しくなくなりましたが、それでもまだ、「薄毛・抜け毛は更年期以降の症状」だと思い込んでいる人は、少なくありません。

実は、薄毛に悩んでいる20代~30代の女性は、年々増加しているのです。

この年代での薄毛は、もちろん老化現象ではありません。

若くして髪の毛が薄くなってしまう「若年性脱毛症」の原因と対処法についてをまとめてみました。


*若年性脱毛症のメカニズム

一般的な抜け毛は頭皮や毛母細胞の老化によって起こりますが、若年性脱毛症の場合、これは当てはまりません。

若くして薄毛になる原因は、ヘアサイクル(髪の毛のターンオーバーのサイクル)が正常に機能していないことがほとんどなのです。

ヘアーサイクルが乱れると、まだ抜ける時期ではない毛が抜けてしまったり、毛が痩せてしまったり、1つの毛穴から生えてくる毛の本数が減ったりします。

そのため、全体的に髪のボリュームがダウンしてしまうわけです。


*若年性脱毛症の原因と対処法

無理なダイエットは禁物!

若い世代の薄毛・抜け毛の原因の1つに、無理なダイエットの影響があります。

美しく健康な髪の毛を維持するためには、女性ホルモンのバランスが整っていなければなりません。

それは、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが、髪の毛を成長させるのに重要な働きをしているためです。

また、健康で美しい髪をつくるためには十分な栄養も必要です。

ダイエットだけではありませんが、栄養バランスが乱れたり不足すると、薄毛や抜け毛を招いてもしまいます。

適度な運動と栄養を考えた食事によるダイエットであれば問題はないのですが、若いうちは「とにかく食べる量を減らす」といったダイエットをしがちです。

これでは栄養バランスやホルモンバランスが乱れてしまいますし、自律神経の乱れやストレスを招くことにもなります。
自律神経が乱れると血流が悪くなり、頭皮と髪に栄養が充分行きわたらなくなるため、ヘアサイクルが乱れてしまいます。

規則正しい生活とバランスのよい食生活を心がけましょう。

これは、あらゆる健康の基本です。


*ヘアーカラーやパーマなどが及ぼす髪へのダメージ

ヘアーカラーやパーマをまったくしない(したことがない)という若い女性は少ないと思います。

しかし、いずれも髪にとってはストレスだという認識を持ってください。

毛根を傷つけたり頭皮を傷めたりする可能性が高いので、頻繁に行うのは良くありません。
同じように、スタイリング剤も頭皮に刺激を与えます。

また、洗髪が不充分だと毛穴の詰まりを引き起こすこともあります。

毛根や頭皮へのダメージは髪の健康な成長を阻害するため、ヘアーサイクルを乱す原因となってしまいます。

できれば、ヘアーカラーやパーマは2ヶ月以上の感覚をあけるように心掛け、スタイリング剤はしっかりと落とすようにしましょう。

 

*不充分な頭皮ケア

シャンプーを正しい方法でしていない人は意外に多いのです。

頭皮は顔の皮膚と一枚の皮でつながっているので、似た性質を持っています。

なので、乱暴な洗い方をするとすぐに傷がついてしまいます。顔を洗うのと同じようなイメージで、優しく扱ってあげましょう。


また、シャンプーの選び方にも注意しなければなりません。

洗浄力の強いシャンプーはその分頭皮への刺激も強いため、炎症を起こす可能性があります。
頭皮は弱酸性なので、シャンプーも弱酸性のものなどを選ぶと刺激が少なくて良いでしょう。