Blog ブログ
2016.10.30
体を温めるメリット・冷やすデメリット
美への意識の高い方には、もう常識となったデトックス。
デトックスボディを数回受けていると、身体の芯から温まり、終了後にはたっぷりの汗をかくことになっているでしょう。
そこで、皆さん、この「身体が温まる」ことが美容や健康にどのような意味を持っているかご存知でしょうか?
今回は「身体を温める」ことについてお話ししますね。
1.身体を温めるメリット
医学的な定義ではありませんが、一般的に36度以下の体温は「低体温」と呼ばれています。
人間の身体は本来、36~37度を保つように作られているため、36度以下の体温は下がり過ぎと考えられています。
低体温になると消化力や免疫力が落ち、また代謝が悪くなることで吹き出物やシミなど美容のトラブルも増えることになり、ダイエットにも悪影響を与え、美容にも健康にも良いことはほとんどありません。
では、体温を上げることによるメリットをご紹介しましょう。
老廃物の排泄の促進
細胞は新陳代謝を行い新しい細胞に生まれ変わりますが、このとき同時に老廃物を生じます。
この老廃物を運ぶのも、血液の役目です。
血行が良くなればその分、老廃物の排泄も促進されるのです。
(老廃物を体に溜め込んでいると、病気になりやすくなります。)
免疫力が高まる
体を温めると、免疫力が高まります。
風邪を引いた時に熱が出るのも、風邪を早く治すための自然治癒作用だと言われています。
また、がん細胞も熱に弱いことが、分かっています。
(逆に体が冷えると風邪をひきやすいのは、免疫力が低下しているからです。)
脂肪の燃焼促進
体を温めると代謝力が上がって、脂肪が燃焼しやすくなります。
ダイエットをしているのになかなか痩せないという人は、この代謝力が落ちている可能性があります。
(体温が1度下がると、代謝力は12%以上低下するというデータもあります。)
では、逆に、冷え(低体温)を放置してしまうとどうなるのでしょうか?
2.体を冷やすデメリット
低体温は、血液の循環の滞り(血めぐり不良)が続くと、たんぱく質の合成や分解(代謝)を十分にできなくなります。
そうなると、老廃物を肝臓や腎臓に運び込むことができず、体内に毒素が残り、細胞の機能をさらに低下させてしまいます。
そのため、低体温=冷えは肩こりや頭痛にとどまらず、肝臓や腎臓のトラブルを引き起こすことにもなります。
最近では、不妊も冷えが原因となっているケースが多いのです。
冷えは命の危険と紙一重!
冷えていると、アレルギーや癌も冷えが原因だとする研究も進んでいます。
冷えは、身体のトラブルだけでなく、身体が冷えることで、心(脳)に機能も低下します。
まさに冷えは万病のもと!
冷えない身体をつくること=健康の基本と言えます。
<冷えから起こる 病気>
・頭痛
頭部の毛細血管の末端まで血液が届かないために起こる
・吐き気
消化器系の機能が落ち、消化不良を引き起こす
・めまい
緊張状態が続いて血液が滞ることで起こる
・下痢
体内温度が下がると、腸内の悪玉細菌の活動が活発になる
・消化不良
消化に必要な血液を十分に運べず、効率よく栄養を吸収できない
・不安
緊張からストレス性のホルモンが分泌される
・内臓疾患
消化吸収、老廃物の排などの働きが鈍る
・不妊
エネルギーが生成されず、子どもを宿す力が生まれない
・肥満
熱を逃がさないように、身体が脂肪を蓄えて防御しようとする
・肩こり
肩甲骨周辺の血流が滞り、筋肉が固まった状態になる
・生理痛
冷えて子宮筋が硬くなり、子宮内の血液が滞って生理で強く収縮する
・耳鳴り
ストレスや血行不良と関連。細胞の障害が原因とされています
・手足のしびれ
手先、足先の血行不良で、感覚がなくなって起こる
・便秘
低体温で酸素が働かず消化不良になる。腸管の働きも鈍る
・不眠
冷えで緊張状態が続くため、横になっても眠くならない
・イライラ
脳が酸素不足、栄養不足になっている
・アレルギー
体内に毒素が残り、そこから変質した抗体がつくられる
・鬱
冷えによって緊張状態が長く続くことで発症する
いかがでしたか?
何一ついいことがありませんね。
なんとなく、体調が優れない...と感じたときは、体を温めてみましょう。
私が今やっている体を瞬時に温める方法は、レンジで温めるカイロを首・お腹・背中などにおいてリラックスしています。
パソコンやスマホを使いすぎた時は、目の上に置くのもいいですね。
これなら、ホームケアとしては簡単ではないでしょうか。